グリーンカードへの道 その2

2020年4月に米国に移住後、なるべく早くグリーンカードを取りたいと思いつつ、一方でコロナ大流行中のNYでは思うように準備が進められず、その結果以下のようなタイムラインとなりました。
この記事では以下太字の項目について記載しています。

2019年11月 NY City Hallにて結婚 (Marriage Certificate入手)
2019年12月 必要書類の洗い出し
2020年1月 私が日本へ帰国
2020年2月 日本で婚姻届を提出
2020年4月半ば 私が米国へ移住
2020年4〜5月 必要書類を揃える
2020年5月2日 病院にて健康診断 (Form I-693入手)
2020年6月22日 書類一式をUSCISへ郵送
2020年7月16日 USCISより書類受理のお知らせが届く
2020年11月末 USCISよりBiometrics appointmentのお知らせが届く
2020年12月18日 USCISにてBiometrics実施
2021年2月25日頃 USCISよりEmployment Authorization Cardが届く
2021年4月初め USCISよりインタビューのお知らせが届く
2021年5月13日 USCISにてインタビュー実施
2021年5月20日 USCISよりグリーンカードが届く

私が申請したグリーンカードは、家族ベースの永住権の中のImmediate Relative(直近家族)というカテゴリーで、最も優先的に処理されるというものでしたが、それでもグリーンカード申請から取得まで約一年を要しました。
過去に申請された方はもっと早く取得されていたケースが多いかと思いますが、トランプ政権であったことによる影響とコロナ禍ということで、プロセスに時間がかかったという印象です。
今振り返ると、書類受理の知らせを受けてからその次のステップであるBiometricsの通知が届くまでの約4ヶ月が一番長く感じたように思います。
ただ幸いなことに、巷で聞く「USCISによる書類紛失」には遭わずにすみ、書類の漏れや指摘事項等で余計な時間を割くことはありませんでした。

それでは各ステップの詳細を思い出せる範囲で書いて行こうと思います。

2019年11月 NY City Hallにて結婚 (Marriage Certificate入手)
まずは結婚しないと家族ベースの永住権を申請できないので、City Hallで婚姻手続をしました。
具体的な流れは以下の通り。
1. 当局オンラインにてMarriage Licenseを申請。
2. 必要書類を持って、The Office of the New York City ClerkにてMarriage Licenseを取得。
3. 再度The Office of the New York City ClerkにMarriage Licenseを持っていき、Wedding Ceremony実施。
後日、Marriage Certificateが郵送されてきました。
ちなみに我々はMarriage Certificateの原本をこの一枚しか持っておらず、写しをもらうのにも時間がかかりそうだったので全てコピーしたものを添付し、インタビュー当日に原本を持参したのですが、原本を面接官に持っていかれたらどうしようとドキドキしたので、写しをもらっておくと不要なドキドキとは無縁になるかと思います。

2019年12月 必要書類の洗い出し
2019年11月にアメリカで結婚したものの、私は諸事情により2020年に一度日本に帰る必要がありました。
日本で取得する必要のある書類もあったので、日本帰国前に何が必要なのかを洗い出しました。
提出書類については前回の記事にある通りですが、まずは戸籍抄本。
これは私のCopy of beneficiary’s birth certificateとなります。
戸籍謄本については、当初結婚がBona Fideであることを証明するものの一つとして提出するために必要だと考えていたのですが、戸籍抄本でも婚姻情報が記載されていたため、私は戸籍抄本のみを準備しました。
また予防接種の記録を確認するために、念のため母子手帳を渡米時に持って帰りました。
その他にも、Form I-944の添付書類に含まれていた大学の卒業証明書や資格の証明書等も帰国中に準備できればよかったのですが、当該フォームは2020年2月より提出が求められており、私が準備していた2019年12月時点では必要書類に含まれていなかったため、後日日本にいる家族に協力してもらい米国へ送ってもらいました。
ちなみにForm I-944は申請者(私)が米国で自力で生活することができますよ、ということを証明するものと理解しているのですが、こちらのフォームは本当に面倒くさいことこの上なく、準備に一番時間のかかったフォームかもしれません。

私は各FormとそのInstructionsを見て、記載内容自体は複雑なことではないな、と判断して自分で手続きを進めましたが、やはり手間と時間とストレスがかかるので、その点が気になる方は専門家の利用を検討するのが良いかと思います。
専門家と言っても、弁護士だけでなく、記入後の書類チェックだけをしてくれるサービス等もあるようで、費用を抑えたい場合は範囲を絞って外注する方法もあるかと思います。
我々の場合、私は書類に必要事項を埋めていく事務作業に抵抗がない一方、彼は事務作業を煩わしく思うタイプで、お互いイライラすることもありましたが、最終的には費用を最低限に抑えてスムーズにグリーンカードを取得することができたので本当にラッキーだったと思います。
自分で準備をする場合は、必要書類に漏れがないか、記載事項に誤りや漏れがないか、また提出するFormは最新であるか等をチェックすることが重要かと思います。

Rose
美味しいものを食べて生きていきたい、がモットーです。

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