グリーンカードへの道 その4

私のグリーンカード取得までのタイムラインは以下の通りです。
この記事では以下太字の項目について記載しています。

2019年11月 NY City Hallにて結婚 (Marriage Certificate入手)
2019年12月 必要書類の洗い出し
2020年1月 私が日本へ帰国
2020年2月 日本で婚姻届を提出
2020年4月半ば 私が米国へ移住
2020年4〜5月 必要書類を揃える
2020年5月2日 病院にて健康診断 (Form I-693入手)
2020年6月22日 書類一式をUSCISへ郵送
2020年7月16日 USCISより書類受理のお知らせが届く
2020年11月末 USCISよりBiometrics appointmentのお知らせが届く
2020年12月18日 USCISにてBiometrics実施
2021年2月25日頃 USCISよりEmployment Authorization Cardが届く
2021年4月初め USCISよりインタビューのお知らせが届く
2021年5月13日 USCISにてインタビュー実施
2021年5月20日 USCISよりグリーンカードが届く

2020年4〜5月 必要書類を揃える
いよいよ本腰を入れてUSCISへ提出する書類を準備しました。
提出書類一覧はこちらに記載していますが、主要なフォームは以下の通りです。

Form I-1145, E-Notification of Application/Petition Acceptance
こちらはグリーンカード申請に関する通知を電子的に受け取るためのフォームです。
氏名、Eメールアドレスまた電話番号を記入するだけの至ってシンプルなフォームです。

Form I-130, Petition for Alien Relative
こちらはPetitioner(請願者)に関するフォームなので、我々の場合は彼の情報を記載します。
彼に記入してもらったのですが、まさかのSSNを書き損じ。
私なら再度フォームを印刷して記入し直すところですが、彼は誤って記載した番号を一重線で消し、欄外に正しい番号とイニシャルを記載。
これが正しい訂正方法なのかは不明ですが、最終的には何も問題なかったので本当によかったです。

Form I-130A, Supplemental Information for a Spouse
こちらはSpouse Beneficiary(受益者である配偶者)に関するフォームなので、我々の場合は私の情報を記載します。
氏名や生年月日等の基本事項を記入するのですが、こちらのフォームには「過去5年間に居住していた住所」と「過去5年間の雇用歴」を記載する必要があります。
記載欄が足りなかったため、Part 7のAdditional Informationに用意されている欄を使用しましたが、それでも一枚では収まりきらなかったため、Part 7を二枚印刷して記入しました。

Evidence of a Bona Fide marriage
こちらは永住権目的の偽装結婚でないことを証明するための書類です。
特に当局からの指定はないのですが、他の方を参考にして以下の書類を揃えました。
i. Documentation of joint bank account
お互い元々Chase Bankに口座を開いていたため、グリーンカード申請前に二人の口座をJoint Accountにしました。
手続きは至って簡単で、Chase Bankへ二人で行き、Joint Accountを作りたい旨を告げるとすぐに手続きをしてくれました。
手続き完了後は口座の所有者が連名になるので、オンライン上のアカウントからAccount Summaryを印刷して提出書類としました。
ii. Documentation of shared health insurance
元々私は自分の雇用主の提供する健康保険に加入していたのですが、グリーンカード申請前に彼の健康保険へ切り替えました。
Memberとして彼の名前、またDependentとして私の名前が記載された健康保険証をコピーして提出書類としました。
iii. Certificate of Family Register in Japan (& translation)
日本で取得した戸籍抄本、またその翻訳を併せて提出書類としました。
当初は戸籍謄本でないと婚姻情報が記載されないのかと思っていましたが、調べてみると戸籍抄本でも婚姻情報が記載されていたので、戸籍抄本にしました。
(Form I-485に添付する”Copy of beneficiary’s birth certificate”として私の戸籍抄本がどの道必要になるので、できるだけ手間を省くために同じ書類としました)
iv. Photos as evidence to our bona fide relationship and marriage
こちらは彼と私二人きりではなく、第三者も一緒に写っている方が良い、ということで、私の家族との写真、私の前のアパートの大家さんとの写真、教会での写真等を提出しました。
バラバラと写真のみを提出するのも紛失リスクがあると思い、CVSで印刷した写真を白紙に貼り付け、各写真の説明文を添えて提出しました。
(ちなみに私の家族との写真はあるのに、顔合わせでまさかの写真を撮り忘れたため、彼の家族との写真はなし。。)

Form I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status
こちらは永住権の申請またはStatusの変更を行うための書類です。
具体的には永住権を申請する個人に関するフォームなので、我々の場合は私の情報を記載します。
私の両親の情報も記載が必要で、出生地や現在の居住地を記載するのですが、私の父は他界しているため、”Currently City or Town of Residence (if living)”には”Deceased”と記載、また”Current Country of Residence (if living)”は空欄で提出しました。
(これはInstructions上には記載がないので正式な記載方法か不明ですが、ネットでの検索結果を参考にしました)
ちなみに当該フォームのPart 8(General Eligibility and Inadmissibility Grounds)は聞き慣れない単語が頻出したのですが、恐らく通常これらの質問の答えは全て”No”のはずで、逆にここで一つでも”Yes”があるならば相当インタビューで突っ込まれそうな質問内容です。
当該フォームには私のパスポートやビザの他に出生証明書(Birth certificate)を添付する必要がありますが、前述の通り戸籍抄本及びその翻訳を添付しました。

Form I-864, Affidavit of Support Under Section 213A of the INA
こちらはPetitioner(請願者)に充分な経済力があることを示す書類です。
具体的にはPetitioner(請願者)である彼の雇用情報、収入、世帯収入や過去の所得等々を記載します。
添付書類は以下の通りです。
i. IRS transcript & W2
過去の申告書について、Instructions上は直近のもののみ提出が求められていますが、念のため直近3年分の申告書(IRSサイトよりダウンロードしたTranscript)を添付しました。
またInstructions上は必須ではありませんが、彼の収入のサポート資料としてForm W-2(Wage and Tax Statement)とForm 1099-MISC(Miscellaneous Income)を添付しました。
ii. Petitioner’s copy of Naturalization Certificate

Petitioner(請願者)が米国市民であることを証明するため、彼の帰化証明書(Naturalization Certificate)を添付しました。
(もしPetitioner(請願者)が米国生まれであれば、出生証明書(Birth certificate)を添付することになるかと思います。)
iii. Copy of U.S. Marriage Certificate of Beneficiary and Petitioner
アメリカで結婚した際に入手した結婚証明書(Marriage Certificate)の写しを添付しました。
iv. Beneficiary’s copy of Employment Agreement
当該フォームの世帯収入には私の収入を含めて記載したので、私の雇用契約書を添付したのですが、改めてInstructionsを見るとPetitioner(請願者)個人の収入がFederal Poverty Guidelinesの125%を超えている場合には世帯収入に世帯に含まれるその他の人の収入を含める必要がなかったようで、その場合には私の雇用契約書も添付不要だったようです。

Form I-944, Declaration of Self-Sufficiency
こちらは個人が公的扶助の対象とならない旨を証明する書類ですが、2020年5月当時はForm I-485を提出する場合には当該フォームも併せて提出する必要があったため、各種書類を揃えて提出しました。
世帯の収入、資産/負債状況また永住権を申請する個人(私)のクレジットスコア、健康保険状況、学歴、英語のスコア、仕事で使う資格の証明書を記載し、またそれらのサポート書類を添付する必要があったので一番煩わしいフォームでした。
現在は提出する必要のないフォームかと思いますが、私が添付した書類は以下の通りです。
i. IRS transcript & W2 (included as a part of I-864)
ii. Bank account statements

iii. Credit report and score
iv. Evidence of health insurance coverage
v. Copy of college degrees

vi. Copy of English test score
vii. Copy of confirmation of Japanese XXX license

Form I-693, Report of Medical Examination and Vaccination Record
こちらはBeneficiary(受益者)の健康診断及び予防接種に関するフォームで、USCISによりcivil surgeonとして任命された医師により記載される必要があるため、病院に行く必要があります。
詳細は次の記事をご参照ください。

Form I-765, Application for Employment Authorization
こちらは就労許可証(EAD: Employment Authorization Document)の交付を申請するものです。
グリーンカード申請時にForm I-485と併せて申請する場合は申請料がかからないため、グリーンカード申請書類一式に含めて提出しました。
Eligibility Categoryがいずれに該当するのか分かりづらいですが、Form I-485にて永住権を申請する場合に併せて当該フォームを提出する場合は、(c)(9)(Adjustment Applicant under Section 245)というカテゴリーとなるようです。
Eligibility Category以外は基本情報を記載するのみなので、ボリュームの少ないフォームです。

Form I-131, Application for Travel Document
こちらはグリーンカード申請中にアメリカ国外へ出た場合、アメリカへ再入国する際に必要となる渡航許可証(Advance Parole Document)を申請するものです。
しかしこの渡航許可証は再入国を保証するものではないため、グリーンカードが取得できるまではできるだけアメリカ国外へ行かない方が安全かと思います。
グリーンカード申請時にForm I-485と併せて申請する場合は申請料がかからないため、日本にいる家族に万が一のことがあった時のことを考えてグリーンカード申請書類一式に含めて提出しました。
申請時点で国外へ行かなければならない予定はなかったため、Part 3のDate of Intended Departureは”TBD”、Part 7の”How many trips do you intend to use this document?”には”One Trip”と回答しました。
またPart 7には”On a separate sheet of paper, explain how you qualify for an Advance Parole Document”とあるのですが、添付すべきものが特段なかったため、Form I-94とパスポート/ビザのみ添付して提出しました。
(結果として、グリーンカード申請中に日本へ行かなければならない状況にはならずに済んだので良かったです。)

Rose
美味しいものを食べて生きていきたい、がモットーです。

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