Arzak

記念すべきサンセバスチャンでのミシュランレストラン一軒目はArzakです。
前述の通り月曜日は定休日であった為、火曜日のランチに訪れました。
サンセバスチャンは雨が多い土地ということですが、この日は晴天。
日向では上着も要らないような天気でした。

ランチの予約時間は一番早い13時15分にしました。
Arzakまではサンセバスチャンの中心地から13番のバスで約15分です。
とりあえず片言のスペイン語で”Para dos”と運転手に告げつつ二人分の料金を現金で支払い、無事乗車。
ちなみに何回かバスに乗りましたが、場合によってはクレジットカードで支払えることもありました。
程なくして目的地に着き、バス停の向かい側に見えるはArzakでは!

予約時間より少し早く着いたため辺りをうろうろしましたが、他のお客さんが入っているようなので、我々もいざ入店。
さすがミシュランレストランというべきか、受付や注文は全て英語で問題なし。
ただ、料理の説明は時々スペイン語が混ざることもあり、それもまた旅行気分を味わうことができ良かったです。

テイスティングメニューはこちら。(€225 per person, VAT included)
お肉はラムかピジョンという二択だったので、私はラム、彼はピジョンを頼みました。
(半分づつ食べて両方味わう作戦。)
デザートは全ての種類を食べられるようにしてくれるとのこと。

まずはアミューズから。
アミューズがいつも美味しく感じるのは、お腹が空いた状態で食べるからなのでしょうか。

Chinese bread with “aji”
Sardine with absinthe
Ear of blue corn

前菜の後はお魚です。
こちらのお魚(mackerelと言っていた気がするので鯵?)、見た目がシメサバのようで、味も醤油漬けというか、醤油が入っているように感じられ、なんだか懐かしい感じのするお魚でした。とても美味しかったです。

Fenneled fish of the day with coriander seeds
(Fish of the day with fennel and candied coriander seeds)

オイスターは火を通さない方が好き、と実感した一品。
(美味しいのですが、好みの問題ですね、、)

Oysters at La Kontxa
(Warm oysters with black onion)

海老はやはり美味しいと実感した一品。
どうしてこんなに美味しいんでしょう。

Unclothed scarlet prawn
(In two firings, with slight heat stroke and fried head)

卵を開ける前も写真に撮れるよう、ちゃんと待ってくれる心配り。

Marbled egg (Outside)

卵の中には卵。
Zizaniaというのはお米のようですが、カリカリしていて玄米のおこげのようでした。

Marbled egg (inside)
(Daily egg, zizania and mushroom marbling)

アンコウもおしゃれ。
脇についているアボカドが酸っぱくて美味しかったです。

Monkfish, cedar and basque whisky
(Monkfish rested in cedar with Basque whisky sauce. Fish skin and avocado)

シーバスについてきた白い物体はyamということだけど、お煎餅のように固かったのが不思議。

Sea bass with floral fence
(Sea bass with seaweed, chili and mussel marine sauce, yam rack and blue butterfly pea flower powder)

私の注文したラム。
美味しいです、ラムですもの。

Lamb with orzo
(Roasted lamb with mole, folds of orzo and turmeric, accompanied by pickled little gem lettuce)

彼の注文したピジョン。
最後に鳩を食べたのはいつだったか思い出せないくらい食べていませんが、久しぶりに食べたらとても美味しくて一番感動した一品。
茶色のソースが一番美味しい。(メニューには記載されていないけれど、恐らくグレービーソース)

Mandarin pigeon
(Roasted pigeon with marinated endive, orange and ginger sauce, rhubarb, coriander and honey)

ここからはデザートです。(私と彼で計4品)

エニグマという名前の由来は、Arzakの全てのアルファベットが入ったデザートだから、とのこと。
確かに言われてみればA、R、ZそしてKという形が見えなくもないです。
こちらの柚子はびっくりするくらい濃ゆい柚子味でした。

Enigma
(Yuzu and cherry cream with mint crisp)

メスカルということですが、スモーキーさはあまり感じず。

Sweet Mezcal
(Mezcal frost and snow with almond praline and fluffy raspberries)

絶対濃厚で美味しいであろう見かけをしているチョコレート。

Square moon
(Lunar chocolate cube with a fluid core of mint, neroli and kiwi)

もう一品もチョコレートですが、こちらは柔らか食感シリーズ。

Chocolate ruins, carob pectin and crispy honey
(Vietnamese chocolate textured columns, creamy carob and crispy onion flower honey)

最後にやってきたのは立派な木!そしてチョコレート。
木の名前を聞いたのですが覚えられず。。水辺の近くに生える木、と説明していた気がします。

Chocolates

最後にはシェフであるJuan Mari Arzak氏とElena Arzak氏が各テーブルへ挨拶に来てくれました。
Arzakは家族で経営されているからか、ミシュラン三つ星でありながらアットホームさを感じるレストランでした。
お会計をする頃には5時近くで、かなりゆっくりとランチを楽しむことができました。
帰り際には本日のメニューを頂きました。
さすが、わかっていらっしゃる。。
こちら、家に帰ってきて記念にパシャリ。
写真がボケボケなのは私の腕の問題ですね、、ご容赦ください。

Arzak
Alcalde J. Elosegi Hiribidea, 273, 20015 Donostia, Gipuzkoa, Spain

Rose
美味しいものを食べて生きていきたい、がモットーです。

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